八面玲瓏

BRAHMAN初の単独武道館公演が決定

OPEN 17:30 / START 19:00(終演21:00予定)
アリーナスタンディング¥6,000(税込)
スタンド指定席¥6,000(税込)
全券種に
日本武道館[八面玲瓏]記念メダル付き

全券種SOLD OUT

【当日券に関して】
会場設営後に実際の演出効果等の検証を踏まえた上で、
販売可能な座席を調整して販売いたします。


03-3444-6751(スマッシュ)
03-5720-9999(ホットスタッフ)
※小学生以下はアリーナスタンディングエリアでの観覧不可
※指定席チケットは小学生以上が必要となります。
※未就学児童は保護者同伴の場合のみ無料、ただし席が必要な場合は指定席券をお買い求めください。

Special Guest

一一まずは武道館公演について。決まったのは去年の早い段階でしたよね。
MAKOTO うん、去年。
RONZI 知らなかったよね? なんかやるって噂は聞いてたけど、(共有する)グーグル・カレンダー見たらいきなり〈武道館〉って書かれてて。「これってやるの?」「はい、決まりました」って後からスタッフに言われて。「え、そうなんだ」みたいな。
TOSHI-LOW でも今って昔みたいに「ブドーカン!!」って感じもないじゃん。もちろん特別感はあるけど、周りのバンドがやってんのを観に行くことも多かったし。
一一怒髪天、コレクターズ、ピーズとか、みなさん行きました?
RONZI 行った行った。あとフラカンも良かったし、ピーズがすっげぇ良かった。アレだよね、道のりが険しかった人たちのほうが見てて感動する。
MAKOTO コレクターズもね。
TOSHI-LOW あとエゴラッピンも良かったな。何度も見てると、あの場所を上手く乗りこなせる人と、そうじゃない人がいるんだなぁってわかってくる。デカいハコならあそこ以外にもあるんだけど、ただ、入ってみると独特の、あの感じって他には絶対ないから。やっぱり面白いハコだと思うよね。
一一今回は〈八面玲瓏〉の名前で、ステージは再び八角形。2013年の幕張での〈the OCTAGON〉が武道館で見られる、というイメージでいいんでしょうか。
TOSHI-LOW だいぶ違うと思うけどね。ただ、武道館がせっかく八角形だから、あの形をそのまま使ってみたかったっていうのはある。普通はどっか一面を潰してステージにするんだけど、それを考えないで、360度でそのままやりたいなと。
KOHKI で、あのステージが上から見れるんですよね、武道館。幕張だと見えなかった。
一一確かに。客席からはセンターにプロレスリングがあるように見えるだけ。ステージが八角形っていうのは真上のカメラ映像じゃないとわからなかった(笑)。
RONZI ねぇ。ステージに文字がいろいろ書いてあるとか、お客からは何も見えない(笑)。
一一改めて振り返ると、全方位に客の目があるっていうのはどんな感覚でした?
RONZI 背中がね……痒い。なんとなく背中がムズムズするの。
MAKOTO 慣れないよね。後ろ向いても、どこ向いても人がいるっていう。
KOHKI 僕、見えないからわかんなかった。真正面だけ意識するって感じだったかなぁ。
一一……全然違うこと言ってますね。KOHKIくんは気にならなかったと。
KOHKI あ、そうですね(真顔)。
一同 ははははははは!
TOSHI-LOW やり始めちゃえば一緒だよね。自分と向き合うだけ。でも俺、自分が客だったら後ろから見たいと思うタイプだから。ドラム越しの写真とか好きなの。RONZIの背中があって、バンドがいて、その向こうにお客さんがいるっていう。あれがバンドを俯瞰した時のあるべき姿なんだろうと思うけど、普段は絶対見れないアングルじゃない。こういう機会だからね、俺だったら背中から見たいな。
一一ちなみに、初の武道館は10年前。覚えてます? 
KOHKI あー、Kenくんのやつね。(注・Ken Yokoyama「DEAD AT BUDOKAN」。ブラフマンはオープニング・アクトとしてシークレット出演)
RONZI 10年前だっけ? なんかもっと前のような気がする。
一一ちょうど2008年の1月ですね。あれにはどんな思い出が?
TOSHI-LOW 当時は、「こういう種類の音楽が武道館で無理にやる必要はない」って思ってた。
一一その考えは、10年かけてどう変わっていったんですか。
TOSHI-LOW もちろん広いステージは今も得意じゃないけど、「ここでやらない」「ここではできない」じゃなくて。得意不得意は別としても、どこでも自分たちらしくやれるバンドでいたいっていう理想があるかな。で、このタイミングで「武道館やれるけど?」って言われたから「じゃあやりましょう」と。やるからにはもちろん自分たちらしく、自分たちにしかできない武道館をやりたいなと思う。それでステージの置き方、照らし方を考えるようになって。まだわかんない部分はいっぱいあるけど、今まで見たものじゃないものをやりたいとは思う。
一一天井を使った演出があるらしいですが。プロジェクションマッピングみたいな?
TOSHI-LOW そんな予算ないよ(笑)。でも天井を使いたいって俺はずっと言ってたの。幕張の時みたいに全方位にヴィジョンを置けないから、だったら天井かなと。天井、日本の国旗しかないんだよね。だから天井を使って何をするのか、どう見せるのか、今考えてるところ。演出っていうほどじゃないけど。もちろん自分たちが普段やるライヴのかたちが主体なんだけど、そのうえで、この曲にこういう映像があってもいいなとか、色付けを考えてる。そういうのは俺、意外と好きだから。
KOHKI 僕とか出てこないですもんね。TOSHI-LOWくんがそういうアイディア持ってきて、あぁなるほどな、って思うことが多い。
一一八面という発想もTOSHI-LOWくんから出たものですよね。確か、『超克』のアートワークを7STARS DESIGNと話し合っている時に出てきたとか。
TOSHI-LOW うん。なんかね、東京駅の天井がすげぇ格好いいっていう話をしてて。丸の内側の駅舎。あれは上が八角形のドームになってんだよね。あのイメージを最初に伝えた気がする。八角形を使ってみたいって。
一一そこには、どんな思いが重なっていたんでしょう。
TOSHI-LOW なんか、対極するものが全部入ってるような、360度の球体みたいなイメージがあったの。でもアルバム・ジャケットのデザインとして立体を作ることはできないじゃん。で、調和の取れた八角形は、平面の中では一番描いてるイメージに近かった。で、東京駅開業100周年記念Suicaが買えるとか買えないっていう騒ぎがあって一一。
MAKOTO あぁ、あったね(笑)。
TOSHI-LOW その後に、記念のSuicaを見たらやっぱり八角形で。あぁそうだなって感じがしたな。
一一八角形は森羅万象、全方位を指している。そしてすべての方向に意味と文字があるっていうのは、古代の中国にもインドにもあった考え方ですよね。
TOSHI-LOW どっちが起源なんだろうね? でも方角の意味とか今も残ってるもんね。江戸城とかそうやって作られてるでしょ。鬼門があって、そこには必ずお寺を建てて、それが日光まで繋がってる。
一一こういうTOSHI-LOWくんの話って、みんなで理解して、シェアできるものですか。
MAKOTO ……いやっ?
RONZI ……特に。
KOHKI わかんないっすね。
一一わはははははははは。
TOSHI-LOW 東京駅の話したのも初めてかもしれない(笑)。
一一たぶん、意味を探すのがTOSHI-LOWくんは嫌いじゃない。
TOSHI-LOW そうかもね。なんで八角形なのかって訊かれたら、そうだ東京駅だって思い出して、あの時なんでそう思ったのかなって考えて、年月と照らし合わせて……。そこで「きっとこういうことだったんだな」って考えたりするのは決して嫌いじゃない。ただ、無理に理由をつけたがってるわけじゃない。八面の文字もそう。こういうインタビューで訊かれるから、答えることで理由が増えていくんだけど。でも「その時からずっと繋がっていたんですね?」って言われたら「いや、まったく繋がってない」ってことになる(笑)。そもそも八角形って決めた時に武道館やるなんて思ってなかったから。
一一今、ここまで来たら、武道館楽しみだなっていう気持ちはありますか。
KOHKI 楽しみ……っていうのとは違うなぁ。遠足みたいに楽しいとか、そういうのはない。
MAKOTO 周りの人が喜んでくれたり、普段のライヴに来ないような人たちが「行くよ」って連絡くれたりするのは嬉しいけど。
KOHKI あー、そういうのありますね。親とか親戚が喜んでる。
一一やっぱり「紅白」と「武道館」は今もブランドで。
TOSHI-LOW 増子兄さんが言ってた。「武道館って人のためにやるもんだ」って。
RONZI ウチの親も来るもん(笑)。幕張の〈尽未来際〉とかは別に来ないのに。武道館ってなると来るんだよね。東京のライヴに来るって……たぶんAIR JAMの98年以来かな? あれには来てて、「いやぁ、こうやって東京にライヴに来るのも最後かなぁ」とか言ってたんだけど……まさかね、その20年後にまた親が来るとは!
一一いい話。
RONZI まぁこうやってね、親が喜んでくれるのも時にはいいのかなって思いましたけど。
TOSHI-LOW なんか新年の親戚への挨拶みたいになってる(笑)。でも親も親戚も友達もそうだけど、20何年間、自分たちだけでやってこれたわけじゃないのは重々わかってるから。そういうみんなが喜んでくれる機会になるんだったら、それはそれでいいのかなって思う。
一一武道館では『梵唄』の新曲も聴けますかね。
TOSHI-LOW いや、まだ全然決めてない。新曲、鳴らしてないから全然わかってないんだよね。曲を体に叩き込む行為が、これからのレコ発ツアーになるわけだし。レコ発だけは他のツアーと感覚違うよね。改めて4人で話し合いながらアルバムをより完成形にしていく行為だから。だからアルバムの完成は、決して2月7日じゃないんだよね。

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一一今回、最高傑作だと思いました。
TOSHI-LOW おっ……珍しい。ありがとう。
一一それぞれの手応えをお願いします。
KOHKI いや、これで前より悪かったらめちゃガッカリですよね。前よりいいんじゃないすか? もちろん前のが悪いわけじゃないけど、これが今の感じだなって。
RONZI うん。毎回新しいのが一番好きだし、そうじゃなきゃいけないとも思うけど。でも、大変だったけど、そういうふうに思えるものが今回もできて良かったなと思う。
MAKOTO いいと思いますよ。マスタリングの前に通しで全部聴いて、すごい聴き応えもあったし。
TOSHI-LOW うん。作った直後に「わー、最高だ!」って興奮して、でもその熱は一日で終わる、みたいなことは今まであったんだけど(笑)。今回はそういうんじゃなくて、自分の実感とか実体がちゃんと入ってる作品だなって思う。
一一シングルや配信曲を聴く段階では、ここまでのトータリティって想像つかなかったですね。まず「其限」が出て、「天馬空を行く」「守破離」「不倶戴天」「今夜」と続いて。幅がありすぎるというか、これどうやってまとめるんだ? みたいな。
RONZI あぁー。歌もんは最初から完璧に歌もんだったしね。
TOSHI-LOW まぁね。「守破離」とか「不倶戴天」で振り切ったぶん、逆の方向に振り切った「今夜」とか「ナミノウタゲ」みたいな曲ができて。だから幅が広いって言われるのはわかるけど、アルバムとしてガチャガチャだとは思ってはないのね。もっとスンナリ聴けた。他の人が聴いたら違うのかな? 
KOHKI あれ? 節操ないように聴こえる?
一一それはない。どれもブラフマンだって納得できます。
RONZI これ、でも20年前だったらガチャガチャって言われたんじゃない? 時代も変わったような気がするんだよね。今は何やっても許されるけど、昔はもっと統一感が求められた気がする。
一一メロディックならメロディック、みたいなね。今回の「EVERMORE FOREVER MORE」はどこか懐かしい、20年前のアルバムに入ってそうな曲ですけど。
RONZI ちょっとカバー感あるもんね(一同笑)。なんか知らないけどカバーっぽい。
KOHKI 確かに(笑)。
一一今になって英詞が戻ってくるのも驚きでした。
TOSHI-LOW 自然に「この曲だったら英語じゃない?」って思った。もちろん日本語も当てはめてみたの。日本語でしっかりやるって『超克』の時に決めたし、言葉と本気で向き合ってやってきたけど。でも鼻歌で歌って英語っぽい曲なら、無理に日本語にしなくてもいいんじゃん、って思ったかな。
一一柔軟ですよね。全曲日本語、タイトルも全部漢字って決めつけたわけじゃない。
TOSHI-LOW 一回それを頑張ってやったからね。無理してでも日本語にこだわってみたことで、やらなくてもいい部分も見えてきた。だから自分の中で凝り固まることもなかったし、ブラフマンであれば何でもいいって感じだった。
一一ギターもそうですよね。ブラフマンらしいとは思うけど、「ザ・オリエンタル!」みたいなフレーズは、実はそこまでなかったりする。
TOSHI-LOW ブルージーな感じとかもね、今だから出せるんだと思う。
KOHKI やっぱり今までどっかで分別してたんでしょうね。これはブラフマンとは別だな、水と油だろうな、とか。でも今回そういうのも考えなくて、ほんと素直にやったんですよ。それが良かったのかなって思う。
RONZI ドラムもね、昔はたぶん意識的に「なんか違うのをやろう」って思って、今までなかったビートを考えたりしたんだけど。今回はほぼない。すごいシンプルというか、スタンダードなビートを叩いてると思う。もう小細工はいいかなっていうのもあるし。
一一無理に突飛なことはしなくていい。いい歌であればいい、と。
TOSHI-LOW うん。歌として良ければいいし、俺が歌を乗っけた時にみんなが助けてくれるから、結局全員で歌ってる、というか。レコーディングでは個別で聴くけど、どのパートにも歌を感じるの。だからタイトルにも〈唄〉って言葉を入れていいんだと思えた。歌ものって意味じゃないけど、ただのオケじゃない。ウチのバンドはみんな歌ってるんだなって。
KOHKI それは確かにありますね。別に歌=メロディアスってことじゃなくて、メロディを弾くってことでもないんだけど。歌うっていうニュアンス。発する時の気持ち。それが〈唄〉って言葉に近い。
一一どの曲でも歌っている、その感覚はドラムにもありますか。
RONZI 出ちゃうんでしょうねぇ……歌っちゃうんだなぁ、きっと。
一一そんな嫌そうに言わなくても(笑)。
RONZI ははは。音量もテンポも変わるからね。クールにやりたくても、ブラフマンだと絶対そうならない。「そこもっと激しくしてくれる?」「……激しくって何だよ?」っていう、そこから始まるわけですよ。じゃあオカズを増やすのか、シンバルを増やすのか、それともテンポを上げるのか、もしくは他を抑えるとか。いろんな方法があると思うんだけど、そういうのをやらざるを得ないので、結局歌っちゃうのかな。
TOSHI-LOW 今こうやって具体的に説明してくれたけど、スタジオだと「グッとくる感じ」の一言だもんね(笑)。「え、速いってこと?」「ううん、グッとくる感じ」みたいな言葉だけ。でも結局そこが正解なんだよね。速けりゃいいわけじゃないし。
KOHKI 音の大きさでもないし、なんかの数値でもないし。
TOSHI-LOW で、喧々諤々しながらみんなで答えを探していく。そこに「グッとくる」答えは必ずあるのよ。それを見つけられた時は嬉しいし、見つけられない時は「……今日一日なんだったんだ?」みたいな(笑)。
RONZI 「グッとくる感じにしてくれ」って言われて、その後4時間ぐらいみんな黙ってるとかね(笑)。ほんと地獄みたいな。それが我々の曲作りです(一同笑)。
一一「グッとくる感じ」を求めると「歌う」演奏になっていく。そこが興味深いです。
TOSHI-LOW 心に近くなっていくんじゃない? 音を音で繋ぐんじゃなくて、心情にどうやって繋げていくか。要は言葉に表せない「グッとくる」「なんかいい」を音にしようとしてるわけ。それってたぶん温度もあるんだよね。歌もので、ギターはすごいクール、都会的な感じっていう音楽もあるじゃん。対比で聴かせる音楽っていうか。でもウチはみんなで温度を合わせてるんだなって思う。どっかが熱くてどっかが冷たいんじゃなくて、熱さはみんな同じなんだなって。
RONZI で、熱してれば必ずしも熱くなれるわけじゃないんだよね。たとえば「満月の夕」で歌だけになる部分があるじゃない。サウンドの熱量は完全に下がってるんだけど、でもあそこがグッとくるポイントになる。あそこも僕らが「演奏を止めてる」わけじゃなくて、「そっと抜けている」そして「みんなでちゃんと見守ってる」っていうことが大事なわけで。言葉も全然違うわけじゃない?
一一「歌う」に限りなく近い心が必要だと。
RONZI そうそう。あと「AFTER-SENSATION」なんてサビでテンポ落ちるんだよね。いきなりTOSHI-LOWが「サビでテンポ下げたい」って言い出して「は? こいつは何を言ってるんだ?」みたいな(笑)。普通セオリーで考えたら、サビでテンポが上がるのはよくあるの。それで熱量が上がるっていうのはわかるんだけど。でもテンポを下げるところからサビを作り上げていって、あの感じで仕上がったの、すごく面白いことだと思う。
MAKOTO 作りながらどんどん二転三転していったからね。かなり印象に残ってる曲。
一一4人で練っていくうちに、曲の形は大胆に変わっていく。その工程がわかるのが今回の「天馬空を行く」ですよね。
TOSHI-LOW 前のバージョンを俺が全然受け入れられなくて。もちろんその時はベストを尽くしたつもりなんだけど、どう歌っていいのかわかんない、自分の心が気持ちよくないっていう部分があって。どうせ録り直しするなら、そこを全部直させてもらいたいって言って。
一一メロもそうだけど、歌詞が全然違いますね。前のバージョンは闘いの終わりを俯瞰する視点。今回はちゃんと自分が闘いの中にいるっていう当事者意識がある。
TOSHI-LOW そこも自分で書ききれなかったところだと思う。納得いってないから歌にも心が乗らなかったし。たぶんね、〈尽未来際〉が終わってちょっとロスってたんだよ(笑)。「20周年終わりました、また今日から新しく始めます」って言ってるけど、なだらかに引きずってた(笑)。今は感覚も違うし、やっと20周年が終わったんだなって思う。
一一ちゃんと終えないと、また蘇生していくエネルギーも生まれないというか。
TOSHI-LOW それが螺旋なのか輪廻なのかわかんないけどね。でも、何回もあるんだなって思ってるよ。
一一あとゲストの多彩さもポジティヴなエネルギーに繋がっていて。全部受け入れるし、否定するものが何もない。ここまで肯定的な作品って、たぶん初めてだと思う。
TOSHI-LOW うん。すべて自分たちであるってことに否定は一個もない。バンドを表す〈梵〉をアルバムタイトルに入れたのは、そういうことだと思う。自分たちの理想だけじゃなくて、自分たちの実感が鳴ってる感覚があるの。4人にしかやれない音楽を掻き鳴らしたいと思ってずっと続けてきて、今はそういうものになってるだろうし。
一一最初に「実体と実感がある」って言ったのも、理想が遠いものじゃなくて、自分の手の中にある、肉体と共にある、という感覚があるからでしょうね。
TOSHI-LOW そう。バンド始めた最初の頃にさ、RONZIと「パンクとかハードコアの激しさがある、でも歌心もあって、弱さも美しさも入ってる。対極にあるものが全部詰まってるバンドをやろう」って言ってた、その時のキーワードが全部ここにあるなと思ってる。「俺たちがやりたかったのってこういうことだよね?」って言えるアルバムというか。
一一まさに。答えが全部出ちゃってるから、これで終わりなのか? と一瞬思いましたけど。
TOSHI-LOW アレでしょ? 『空洞です』を作った時のゆらゆら帝国みたいな。
一一そうそう。あとはブルーハーブの『LIFE STORY』とか。
TOSHI-LOW 終わってないじゃん、ブルーハーブ(笑)。
一一そうなんだけど、「やばい、完結編出ちゃった!」みたいな。一枚の作品として、今回はそれくらいの手応えがあるかな。
TOSHI-LOW 確かに、答えとしてなんとなく見えたものはあると思う。でも当たり前だけどバンドは4人でやってるし、その中で、一人ひとりがやりたいこと、一人ひとりが掴んでくるものがあって、バンドに持ち帰って鳴らせばまた別の何かが見えるだろうし。だからゴールとしての作品じゃなくて、今のベストとして。そういう作品なんだと思う。

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会場座席表

  • 闘

    対バン相手と競い、時には人を傷つけ、そして自らをも傷つけながら、ステージで闘い続けているBRAHMAN。しかし、長い年月を経て、人間として、バンドとしての力強さを模索し続ける4人は、一方的な闘争ではなく、武道の世界にも通ずる自他共栄への道を見い出そうとしている。さあ、2月9日はもうすぐそこまで迫っている。日本武道館という舞台で、BRAHMANは一体どんな姿を見せてくれるのだろうか。

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  • 超

    何事に対しても自分で勝手に限界を決めつけてしまうことがある。しかし、本当にやってみたい、伸ばしたいと思っていることならば、「疲れた」「時間がない」なんて泣き言を言わず、無理して努力をするのだ。すると、思っていたよりも簡単に壁を超えてしまうこともある。人生は難しく考えると大変だが、フローチャートのように考えると実は単純なもの。「やる」か「やらない」か、どちらかだ。

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  • 孤

    BRAHMANという集合体は、メンバー4人の手足が一体化している“孤”である。フェスのような場でも、1人対1万人とは考えていない。“お客さん”なんて大きな見方もしない。1人対1人、つまり“俺”と“お前”の問題なのだ。この世の中、あなたの代わりに違う誰かが入って簡単に回るようじゃあつまらない。あなただからこそできることが大事。孤立することもある、孤独を感じることもある。でも、それこそが本来の人生の在り方。面白く生きるためには“孤”でいいのだ。

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  • 麺

    多くの人類にとっての主食「穀類」を粉にし、命の源である「水」を加え、捏ね上げた生地を細長く仕上げる。スープ、ソース、タレ等あらゆる物に身を委ね、胃袋と心を満たして行く。正に人類の英知の結晶。太さ、長さ、食感、様々な麺は、様々な人々の心に寄り添うように永遠にしなり続けていくだろう。縁起も良い。

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  • 命

    命以上に大切なものはない。しかし、それすら捨てたって構わないと思う瞬間がある。命は自分の手で終わらせるものではない。しかし、それすら賭けてもいいと思えるものがある。BRAHMANの4人は、たとえ舞台上で事切れようともこの世に一片の悔いすら残さない。そんな生き方を20年以上貫いてきた。あの場所あの瞬間と同じように、彼らは自らの命を激しく燃やし、2018年2月9日そこに立つ。

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  • 鼎

    一般的に鼎とは、中国古代に多く作られた三本脚の器のことを指す。BRAHMANはこの言葉に「人間の器」をも含める。それは品のある器なのか、見掛けだけの器なのか、自分の器とは一体どんなものなのか――。一方、鼎という言葉は時に「権力の象徴」として使われることもある。この社会で生きていく上で、世の権力者が “鼎”を手にする資格があるのかどうか、しっかり見定めていかなければならない。鼎の軽重を問うのである。

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  • 縁

    縁――人や物事との巡り合わせ。縁を踏み外してしまうと、全てに意味がなくなってしまうことがあることをBRAHMANは知っている。今回、彼らが立つ日本武道館の舞台にも同じことが言える。これまでにだって無理矢理にでも機会を作れば、4人はあのロックの殿堂に立つことは出来たかもしれない。しかし、「ああ、やっぱりこのタイミングだったんだ」と心底思える“その時”を待ったことで、2018年2月9日に縁が巡ってきたのだ。

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  • 梵

    梵、すなわちBRAHMAN。ヒンドゥー教に由来し、宇宙の根本原理を意味する言葉。それと同時に、文字面と言葉の響き、そして「何となく意味がすごそう」という理由で4人の男たちが付けたバンド名でもある。しかし、次第にその名は彼らの内面を変化させていく。TOSHI-LOWは言う――この言葉を借りている以上、胸を張ったほうがいい。欲望だらけの人間だし、聖人君子になれるとも思ってもいないけど、どうせだったら天を感じて生きていきたい、と。2月9日、BRAHMANは様々な想いを胸に、日本武道館のステージに立つ。

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会場レイアウト

【麺ブロックのチケットをお持ちの皆さんへお知らせ】
普段では見られないステージ裏側からのライブを体感できる、通好みの麺ブロックの皆さんへ、当方RONZIより背中越しの愛(麺)が届きます。 物販で販売する「ブラフ麺」をプレゼントさせていただく事が決定しました!
13:00〜開場までは当日券売り場にて、入場後は上記配布場所(2F北側ロビーの東側と西側の2箇所)にて、 一席につき一袋配布させていただきます。ライブ終了後は退場のお客様で混み合うことが予想されますので、引き換えはお早めにお願いします。

【復興支援ブースとして、幡ヶ谷再生大学 復興再生部、東北ライブハウス大作戦、NBC作戦の出展が決定】
幡ヶ谷再生大学の北九州豪雨災害での復興支援活動の際に大量に出る流木を利用した東北ライブハウス大作戦の木札の受付も行います。 今回受け付ける流木を利用した木札はBRAHMANの武道館公演を記念した限定アイテム。4つのライブハウスに25枚ずつ100枚限定で、なくなり次第受け付け終了となります。 また、朝倉の流木端材に焼き印やイラストなどを描き込みオリジナルのキーホルダー等を作れるワークショップも併設致します。 詳細はこちらをご確認下さい。http://www.livehouse-daisakusen.com/index2.html

【クローク】
料金:¥600(出し入れ不可)
※クロークの利用はアリーナスタンディングのお客様に限ります。

GOODS

  • 八面玲瓏 T-SHIRTS Design by 7STARS DESIGN
    Price : ¥2,700-
    Body col : ブラック/スミ/バーガンディー/イエロー
    size: S/M/L/XL

    八面玲瓏メインロゴをフロントに、バックには今公演のブロックレイアウトでもある 梵・縁・鼎・命・麺・孤・超・闘の八面を表すグラフィックをプリント。

  • フテネコ T-SHIRTS Design by 芦沢ムネト
    Price : ¥2,700-
    Body col : ホワイト/ブラック/カーキ/ピンク
    Size : S/M/L/XL

    芦沢ムネト氏のオリジナルキャラクター「フテネコ」
    今回BRAHMAN 武道館公演のために書き下ろしたデザインをプリント。

  • 八麺 T-SHIRTS Design by 7STARS DESIGN
    Price : ¥2,700-
    Body col : ブラック Size : S/M/L/XL

    多くの人類にとっての主食「穀類」を粉にし、命の源である「水」を加え、捏ね上げた生地を細長く仕上げる。 スープ、ソース、タレ等あらゆる物に身を委ね、胃袋と心を満たして行く。 正に人類の英知の結晶。太さ、長さ、食感、様々な麺は、様々な人々の心に寄り添うように永遠にしなり続けていくだろう。 縁起も良い。 バックにはすべての麺を愛するRONZI氏が断腸の思いで絞りに絞った8種の麺を配したグラフィックをプリント。

  • 八麺 タンクトップ Design by 7STARS DESIGN
    Price : ¥2,700-
    Body col : ブラック Size : M/L/XL

    多くの人類にとっての主食「穀類」を粉にし、命の源である「水」を加え、捏ね上げた生地を細長く仕上げる。 スープ、ソース、タレ等あらゆる物に身を委ね、胃袋と心を満たして行く。 正に人類の英知の結晶。太さ、長さ、食感、様々な麺は、様々な人々の心に寄り添うように永遠にしなり続けていくだろう。 縁起も良い。 バックにはすべての麺を愛するRONZI氏が断腸の思いで絞りに絞った8種の麺を配したグラフィックをプリント。

  • BRAHMAN×blackmeans 八面玲瓏 コラボハッピ Design by blackmeans
    Price : ¥8,000-
    Body col : ブラック Size : FREE

    レザージャケットや鯉口シャツなどBRAHMANとコラボしてきたblackmeans。 今回blackmeansでは定番の法被を武道館仕様で製作。 民族とハードコアのコンセプトを、日本ならではの祭り着に落とし込んだ漢気溢れるコラボアイテム。

    [blackmeans (ブラックミーンズ) ]
    2008年秋冬シーズンより、レザーブランド「ブラックミーンズ(blackmeans)」として活動を開始。 ブランドのルーツでもあるJapanese Hardcore Punkの視点から、既成概念にとらわれることのない ファッションやスタイルを創造・提案していくことをコンセプトとし、自分たちの中に存在するパンク、 モーターサイクル、民族、ハードコア、モードといったあらゆる要素を単に統合させるだけでなく、 日本人が持つ独自性、パンクやハードコアに由来する攻撃性、今を生きる人としての前衛性を意識した物づくりを追求していく。

  • 八面玲瓏 フェイスタオル
    Price : ¥1,500-

    八面玲瓏メインロゴをセンターに配したデザイン。

  • 八面玲瓏 ラウンドタオル
    Price : ¥4,000-

    八面玲瓏メインロゴをセンターに配したデザイン。
    敷物として、またはポンチョ風に肩からかけたりと用途はご自由に。

  • 八面玲瓏 座布団クッション
    Price : ¥3,500-

    八面玲瓏メインロゴをセンターに配したデザイン。
    椅子席のお客様のお尻を守るお座布団。

  • 八面玲瓏 コインケース
    Price : ¥3,000-

    八角形コインケース
    八面玲瓏メインロゴを型押し。

  • 八面玲瓏 カラビナキーホルダー
    Price : ¥1,500-

    リングカラビナ仕様のキーホルダー
    八面玲瓏メインロゴを型押し。

  • 八面玲瓏 スマホリング
    Price : ¥1,500-

    八面玲瓏メインロゴ スマホリング

  • ブラフ麺
    Price : ¥500-
    インスタント麺
    無化調しょうゆ味

    ※麺エリアのお客様にはお席につき一つRONZIよりプレゼントいたします。 詳しくはサイト内のご説明をご確認ください。

  • TSUKASA MIYOSHI 写真集
    BRAHMAN PHOTO BOOK
    A SINGLE BEAM BY FOUR.
    Price : ¥2,200-

    BRAHMANのライブを撮り続けているカメラマン三吉ツカサ氏によるBRAHMAN写真集。

ticket

チケット発売日

全券種SOLD OUT

【チケットぴあ】
初日特電 0570-02-9920(10:00-23:59)
0570-02-9999(Pコード 335-691)
http://pia.jp/t

【ローソンチケット】
初日特電 0570-084-632(10:00-18:00)
0570-084-003(Lコード:79990)

【イープラス】
(プレオーダー 9/9-9/14) http://eplus.jp

【岩盤】
http://www.ganban.net/
03-5391-8311(店頭販売のみ)

【楽天チケット】
http://r-t.jp/brahman



オフィシャル三次先行

オフィシャル二次先行

オフィシャル一次先行

最速先行

総合問い合わせ
SMASH CORPORATION 03-3444-6751
www.smash-jpn.com

HOT STUFF 03-5720-9999
https://www.red-hot.ne.jp

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